2015/04/28

ソリューション:Smart Factoryで主要部品の生産状況把握

業界:航空宇宙産業

場所:フランス、トゥールーズ

   

エアバス社 は世界最大の旅客飛行機 A380 の製造会社として有名です。同社は、複数の地域において生産施設を運用しています。エアバス社 は Ubisense Smart Factory を活用して、組み立て作業のグローバルな状況把握を実現し、生産効率を増強しました。


チャレンジ

Airbus A380 はフランスのトゥールーズで組み立てられていますが、翼、コックピット、胴体など主要部品の多くが世界各地の専門企業によって製造されています。このように広域にまたがる工程作業は、航空機製造における生産ロジスティクスにいくつかの課題をもたらします。複数のマニュアル プロセスはエラーと非効率性をもたらしており、エアバス社 のコスト高の原因になりかねませんでした。エアバス社 はアセットの把握とリアルタイムの監視を実現することにより、そのグローバルな作業工程を大幅に能率化し、エラーを引き起こす多くの工程に関連したオーバーヘッドを削減できました。

ソリューション

Ubisense Smart Factory は製造工程に対する優れた可視化を提供するとともに、作業を監視するためにリアルタイム位置データを使用して、正確な状態の把握を実現するよう特別に設計されています。エアバス社 の場合、Ubisense Smart Factory はトゥールーズの社員がいつでも他の国にある主要部品の生産状況を見られるようにしました。このような可視化により、プロセスの弱点を特定して解決し作業フローを大幅に改善できます。

このリアルタイムによる進行中の作業(WIP)の監視には、コンポーネント毎の進捗の正確な追跡や位置のリアルタイム表示、および各飛行機に対するコンポーネントの同期情報などが含まれます。プロセスの逸脱が発生すると、瞬時に警告が エアバス社 に発せられます。このような状況把握と詳細なレポートにより、エアバス社 は WIP 在庫をさらに効率的に管理し、生産工程を事前に最適化できるようになりました。

成果 

エアバス社 は、Ubisense Smart Factory を導入することにより、アセットの利用を大幅に改善し、WIP 在庫をさらに効率的に管理できるようになりました。エアバス社は、すべての地域にあるすべての A380 コンポーネントの正確な状況をいつでも知ることができるようになり、グローバルで行われる組み立て作業の全体像を把握できるようになり、生産効率を増大させることができました。

リアルタイムの情報が得られるようになり、高い生産率を迅速かつ正確にサポートできるようになりました。

エアバス社、バリューチェイン可視化および RFID 部門長カーロ K ニザム氏

主なメリット

  • WIP 在庫コストの大幅な削減
  • グローバルな組み立て工程の事前最適化
  • リアルタイムのエラーおよびオーバーラン警告
  • 非付加価値作業の最小化

主な諸元

  • サイト:フランス、ドイツ、英国
  • センサー数:90
  • タグ数:210
  • 精度:1 メートル
  • 信頼性:ほぼ 100%。

エアバス社 について

エアバス社 は民間航空機の世界トップクラスの製造会社です。フラグシップの A380 をはじめ、座席数 100 から 500 におよぶ旅客機を製造しています。同社は 60,000 人以上の従業員をかかえ、フランスのトゥールーズに本社を構え、フランス、ドイツ、スペイン、英国に専門の製造設備を持っています。また、米国、中国、インド、中東、および日本に子会社があります。