2015/04/28

   ソリューション:myWorld による緊急復旧

業界:ケーブル通信事業者

場所:米国

 

Ubisense myWorld は、広範囲にわたるインフラへの被害箇所を特定し、復旧作業に優先順位を付け、顧客へのサービスを再開するために、大手ケーブル事業者に対してこれまでにない運用の可視化を提供しました。


チャレンジ

ハリケーン Sandy の被害により、15 の州とコロンビア特別区においてほぼ 800 万の企業と世帯に停電が発生しました。観測史上最大の大西洋ハリケーンであり、米国史上で 2 番目に大きな損害をもたらしたハリケーンにより、広範囲で洪水と停電が発生し、北東部のケーブル サービスを壊滅させました。1 ケーブル事業者の顧客のうち65% がサービスを受けられませんでした。

このケーブル事業者は、緊急時の職員配置、連邦緊急管理局(FEMA)と密接な連帯、地元の電力・ガス・水道会社との協力関係を考慮した詳細なハリケーン対策計画を立てていましたが、同社は、ハリケーン被害の範囲を完全に把握するために、より広範囲な業務の可視化が必要であるとすぐに気が付きました。この重要な見識がなければ、このケーブル会社は災害対応チームを効果的に管理できなかったと思われます。

ソリューション

Ubisense は大手ケーブル事業者に対して、強力なエンタープライズ ソフトウェア プラットフォームである Ubisense myWorld をまさに導入するところでした。当初の計画では、Ubisense myWorld を 3ヶ月かけて配備するというものでした。ハリケーン Sandy の発生によりケーブル事業者はこの導入計画を 36 時間に短縮しました。

myWorld は、複数のソース(GIS およびクラウド データを含む)から取得したデータを 1 つのビューに統合するソリューションです。このケーブル事業者は多数の主要な情報を統合しました。これには、顧客装置の ステータス監視、ネットワーク 設備およびインフラ、顧客アカウント、および電源供給のアラートなどが含まれていました。また、危機対応しているすべてのオフィス チームとモバイル端末を持った フィールド エンジニアに対して、どのデバイスからでも、主要な業務 データの概要をmyWorld のマップ ベースで表示できるようにしました。

これにより、ケーブル事業者はサービス地域全体の詳細な正常性およびステータスのダッシュボード表示を作成することができるようになり、位置が特定された暴風被害を明確に示すことができました。Ubisense myWorld はネットワーク 設備情報を、他の重要な企業情報や Google マップ、衛星写真、ストリート ビューと統合することができるので、暴風対応チームは損害を被った地域を見てサービス エリア内の位置を特定し、復旧に必要な条件を評価することができるので、最も効率よく復旧作業を行うことができます。

成果

このケーブル事業者は、暴風によって影響を受けた他のケーブル会社のうち、最初に顧客サービスを復旧できた企業でした。

Ubisense myWorld はこの大規模な復旧プロセスにおいて中心的な役割を果たし、タイムリーな情報を共有、検証することができました。その情報に基づいてオフィスにいるスタッフが復旧作業内容を調整し、現場にいるスタッフとの連携を図りました。この他に例を見ないほどの対処により、このケーブル事業者は、16,000 個所に渡り損害を受けた 450 マイルのケーブルを迅速に検査し、それに従って優先順位を付けて復旧作業を行いました。その結果、同社は、暴風の被害によって影響を受けた他のネットワーク事業者よりも迅速かつ効果的に対応することができ、さらに同社の関連パートナー企業に対して正確かつタイムリーな情報を提供し、重大な復旧作業を支援することができました。

結果の概要

  • 暴風災害の評価をはるかに効率的に行うことができ、戦略的な対応計画を展開できた
  • 修復作業は、正確で効率的な復旧要件に基づいて迅速に完了した

キーポイント

  • ハリケーン Sandy による被害は、15 の州とコロンビア特別区においてほぼ 800 万の企業と世帯で停電が発生した
  • 観測史上最大の大西洋ハリケーンであり、米国史上で 2 番目に大きな損害をもたらした
  • 大手ケーブル事業者の顧客のうち 65% で停電が発生した
  • このケーブル事業者は Ubisense myWorld を 36 時間で配備した(当初は 3 ヶ月を予定)
  • このケーブル事業者は Ubisense myWorld を使用した結果、450 マイルに渡るケーブルが 16,000 個所で損傷を受けていることを確認できた